2023/07/18 22:55

8月12日にコミケ102で頒布されるsw2.5の同人誌「冒険者の旅路」
(7月20日12時から、WEBSTOREでも通販の予約販売を開始予定です)

6本の単発シナリオと、1本のキャンペーン用シナリオが収録されたボリューム満点、GMには嬉しい一冊!!
また、これからGMを始めようかな?と思っている方にもおすすめの一冊です。

発売に先駆けて製作者さん達のインタビューを連載していこうと思います。
DKPさんに続き2人目にご紹介する製作者は、「しゃちほこ丸」さん。

sw2.5のサポートが充実した「しゃちほこの尾びれ亭」の管理人さんでもあります。
ハリィ:
ではでは、改めてハルーラガイドのご紹介とか、はるコンのご参加有り難うございました☆
※「ハルーラガイド」は私が制作に参加したsw2.5の同人誌。「はるコン」はDKPさん企画のオンラインコンベンション、ハルーラガイド収録のシナリオを経験のないGMさん達に回してもらうオンラインイベントでした。

しゃちほこ丸:
こちらこそ、ハルーラガイドが素晴らしすぎていつも助かってます!

ハリィ:
嬉しい!!有り難うございます☆
しゃちほこ丸さんとは、一緒にセッションしたことは無いのですが、以前からツイッターで拝見してて。 こうして色々聞ける機会が出来て、正直楽しみだったりしました。 今回はしゃちほこ丸さんとsw2.5の事や、「冒険者の旅路」に収録されているシナリオについて、伺っていきたいと思います。

しゃちほこ丸 : よろしくお願いします。

ハリィ:
早速ですが、しゃちほこ丸さんはsw2.5歴としてはどれくらいで、いつもどのような環境で遊んでいるのでしょうか? 

しゃちほこ丸:
SW2.5は発売当初から遊んでて5年目、SW2.0を合わせれば8年目くらいですね。
ただ、遊んだ回数は少なくて、割と読み物として楽しんでることが多かったりします。
対面で遊んだのは2回くらいで、あとはオンラインです。
オンラインだとリア友と10回、Twitter経由で知り合った方々と20回くらい遊んだでしょうか。ココフォリア様々ですね。

ハリィ:
遊んだ回数は少なくて>それは意外です!!
GMをやり始めたのはPLを何度か経験してからですか?

しゃちほこ丸:
Twitter経由で遊んだうち、半分くらいは初心者を集めて、自作シナリオ「ウォフト=ルーバの研究所跡」を回した卓です。笑
GMに関してはリア友も初心者だったので、交代交代でやったので、PLを1回経験したあとですね。

ハリィ:
なるほど、それでもシナリオを何作も発表されてたり、色々なツールを開発されていたりで、色々な視点でsw2.5を楽しまれてますね~。 

しゃちほこ丸:
そうですね。
夜はお酒を飲んでしまったり、土日が休みではない時期もあったりで、なかなか時間を合わせてセッションをするのに向いていない生活をしてるんですよね。
でもSW2.5は大好きなので、シナリオやツールの公開をしようかな〜と思って始めました。

ハリィ:
なるほど。
セッションはどうしても1人ではできないですものね。

ハリィ:
今回の同人誌の制作に、参加することになった経緯を簡単に教えて頂けますか。

しゃちほこ丸:
もともとウェブサイト制作が得意だったのでツールやシナリオもウェブサイトで公開しているのですが、どんどん「同人誌を作ってみたい」って願望が強くなりまして。
深夜に「同人誌出すのが夢です」みたいなツイートをしたらDKPさん(「冒険者の旅路」の企画者)に声をかけていただきました。
DKPさんは数ヶ月前に僕が公開したシナリオを遊んでくださって、その感想をフィードバックしてくださっていた感謝もあったので、「ぜひ!」と参加させていただきました。

ハリィ:
なるほど、ちょうどいいタイミングだったわけですね。

しゃちほこ丸:
はい。ほんと素晴らしい機会をいただきました。
シナリオの提供以外だと、表紙・裏表紙もデザインさせて頂きました。

ハリィ:
そうなんですか、多才ですね!
イラストのたつみさんとは、DKPさんが依頼・打ち合わせしてるんですよね。

しゃちほこ丸:
はい、僕はイラスト以外のタイトル文字、レイアウトなどを。
イラストが完成した後に「文字どうする?」ってなって。
「僕が入れてみます」ってそのままデザインして採用された感じですね。

ハリィ:
では、いよいよシナリオについても聞いていきたいと思います。
今回、執筆されたシナリオは2本ですね。
1. ふきのとうを採りに(初期作成、ウィルダネス) 
2. 浮遊石の廃坑と失われた記憶(3~4 LV、ダンジョン)
野外や、廃坑の探索がメインと思いきや、依頼元の村の設定やイベントなど、背景が丁寧に作られているなと思いました。
sw2.5のサプリ以外の、デザインソースとかはあったりするんでしょうか?
小説であったり、映画であったり・・・。

しゃちほこ丸:
ほとんど小説を読んだり、映画を見たりしないんですよね。
「ふきのとうを採りに」に関しては子供の頃に蕗の薹を採った経験と、「温泉の出る田舎の村を出したい!」って思いから作りました。

ハリィ:
そうなんですね!? 
「ウォフト=ルーバの研究所跡」とか、声に出してもすごく響きが良くて。
てっきり、外国の映画(勝手に歴史ものw)とかたくさん見られているのだと想像してました(笑)

しゃちほこ丸:
あとは世界観というか舞台の設定をしっかりしていると、RPが盛り上がりやすいんじゃないかなと思ってて、そこに力を入れた感じですね。
「ウォフト=ルーバ」はSW2.0ルールブックIの掲載シナリオ「バルトゥーの遺跡」から、「バルトゥー」もといBarthouをひっくり返して、uohtrabにして、ちょっと読みやすくした感じですね。

ハリィ:
はい、自分がPLをやる時も、シナリオの背景がしっかりしてたりすると、コメントしやすかったり、行動を決めやすかったりします。
「ウォフト=ルーバ」については、なんだか嬉しいミニ知識が聞けて嬉しい(笑) 

”話がそれてしまっていることに気付く”ハリィ:
色々聞きだした後ですが、シナリオそれぞれの見所・おすすめのポイントがあれば教えて頂きたいです。
(おすすめの技能、パーティ構成。GMへのアドバイスなど) 

しゃちほこ丸:
「ふきのとうを採りに」は特に、ゆっくりRPしながら遊んでもらえると楽しいんじゃないかと思います。
序盤にRPをしっかりしておくと、ふきのとうを採るシーンでも自然と会話が生まれ、次に進むエリアを話し合って進んでもらえるんじゃないかなと。
「浮遊石の廃坑と失われた記憶」についても、大破局が起きた日の一般人の気持ちを想像してもらいながら遊んでもらえたら嬉しいなって思います。
あとこの2つのシナリオは舞台も近いので、続きのシナリオを作って、遊んでもらえたら嬉しいなって思ってます。

ハリィ:
設定をうまく取り入れながら、ロールプレイしやすいような感じになっているのは良いですね!!
確かに、舞台が近いのは「おお!?」って思いました。
僕的には、同じPC で遊んでみたい2本ですね~。 

最後に、このインタビューを見ていて、本誌に興味を持ってくださっている皆さんへ一言お願いします!!

しゃちほこ丸:
インタビューお読みいただきありがとうございました。
こちらの「冒険者の旅路」はGMデビューにもおすすめのシナリオ集になっています!
初期作成のシナリオから高レベル用のシナリオまでありますし、4人の作者それぞれの癖があり、お気に入りのシナリオの作り方が見つかると思います。
「シナリオ集か〜。GMしないしな〜」と思わず、ぜひこれを機にGMをしてみてほしいです!
GMをしたりシナリオを作ったりするの、すっごく楽しいですよ!

ハリィ:
有り難うございました!!

しゃちほこ丸さんの運営するサイト「TRPGギルド支部 しゃちほこの尾びれ亭」

「冒険者の旅路」収録のシナリオ、「ふきのとうを採りに」は現在無料公開中です。

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sw2.5「冒険者の旅路」は8月12日コミックマーケット、東V36bのエリアで頒布予定です。
また、コミックマーケットに行けない方のためにWEBSTORE「HarryHarry」にて通販でお買い上げいただく事も可能です。
予約・決済は7月20日の12時から、下のリンクのページで行えます。